お正月飾りは年神様をお迎えするためのもの。向こう一年、家を守り、邪気や災いが近づかないように、魔除けや結界のような役割があるといわれています。
家の入り口に飾って年神様にアピール
一般的なしつらいは、家の入り口に飾る方法。これは年神様が迷わずに家に辿り着けるようにするためと、禍いが外から侵入するのを防ぐためともいわれています。
門扉やポストに飾ってもいいですね。
おうちでは壁+棚で小物アレンジを楽しむ
室内に飾る場合も年神様から見えやすいよう高い位置に飾りましょう。シンプルに壁に掛けてもいいし、壁+棚のコーナーがあったら、小物のスタイリングも楽しんで。
お正月飾りの紅白水引や南天の実と合わせて、赤を効かせたポストカードと赤い実を活けた一輪挿しを棚上に。横長のトレイを置くことで、お正月飾りを頂点にした三角形のバランスがつくれます。
一輪挿しの器は、スウェーデンの陶器メーカー「LINDFORM(リンドフォーム)」のもの。北欧の自然をベースに日本の茶道や禅などの文化にも影響を受けたというデザインが、和モダンなしつらいに似合います。トレイには、伝統的な和紙の包み方、折形(おりがた)を参考に、半紙で折った包みをディスプレイ。お正月飾りを作ったときに余った稲穂と手作りの餅花を添えたアレンジです。
下の写真は窓のない壁に飾った例。赤い実のついた枝を棚に寝かせるように置いて広がり感を出しています。お正月飾りの高さが際立つよう、フレームも横位置に。
棚に置いたトレイは、海外インテリアで人気のラタントレイ。和にも洋にも使える万能アイテムです。
お正月飾りを作ったら、そのしつらい方を考えるのも楽しい時間。年神様にいち早く見つけてもらえるように自分らしく飾りつけましょう。