ハンドメイドのリードディフューザーを200%楽しむ方法

ライフスタイルショップでも大人気のリードディフューザー。でも、手作りすると市販品の何倍も楽しめるんですよ。ハンドメイドならでは楽しみ方を、Craftie HomeのサブスクBox、リードディフューザーの制作・監修を手がけたJYOTI CANDLEさんに伺いました。

 

 

お花も楽しめるディフューザーの作り方

リードディフューザーは香りを楽しむものですが、ボトルにお花を加えてハーバリウムも楽しめたらもっと素敵。ハンドメイドなら好みのお花を選べます。

これからの季節は、一足先にお部屋に春を呼び込んでくれそうな、春らしいイメージのお花がおすすめ。Craftie Home Boxのディフューザーでは、色鮮やかなイエローのお花、ミモザとファラリスをメインに、紫陽花、かすみ草、ホワイト×グリーンのリンフラワーをセレクトしました。

 

 

ボトルにお花を入れるときはピンセットを使って、ボリュームのあるお花から入れていき 、細かいお花は空間が空いたところに差し込んでいきます。

「紫陽花など、大きめの花びらを入れるときは、つぶしすぎないよう、ふわっと可愛く入れましょう。上からほかの花材を入れるときは、ピンセットで紫陽花を上に引っ張り出すとバランスが整います。ミモザは壊れやすいので、優しく取り扱って。目立ちすぎる太い茎は取り除きましょう」

 

 

お花を入れ終わったら、フレグランスオイルをガラスボトルの3分の2くらいまで少しずつ注ぎ、リードスティックを挿したらでき上がりです。

 

 

 

「リードスティックの先端にグルーガンでお花をつけても可愛くなります。この場合、お花は生花やドライではなくて、アーティフィシャルがおすすめです」

 

香りを長持ちさせるには?

ふんわりとやさしい香りを運んでくれるリードディフューザー、できるだけ長持ちさせたいですよね。それにはいくつかのコツがあります。

 

 

「まずは、お部屋の温度を高くしすぎないこと。夏場は特に涼しいところに置きましょう。香りが薄くなったなと感じたら、リードスティックの上下を入れ替えます。リードスティックの先端をカットして、吸い上げをよくすることもひとつの方法です」

 

オイルを追加したいときは?

「オイルを追加するときは、中に入れた花材を一度ピンセットなどで外に出し、不要な花材やカスを取り除いてから、再び花材をボトルに入れて、オイルを注ぎます。その際ふんわりと花材を広げるように配置してください」

 

 

中のお花は、色が薄くなり、見栄えが悪くなったら取り替え時。季節や気分に合わせて、新しいお花に取り替えましょう。

「ボトルは水洗いせず、そのまま使用します。オイルがこぼれて繊維に染み込むと落とすことができないため、カーペットなどの床や衣服などにつかないように、十分ご注意を。また、残った少量のオイルは、排水溝に捨てず、新聞紙や布に吸いこませて、燃えるゴミに出してください」

 

好みの香りを作る方法

ハンドメイドのいいところは、自分好みの香りを作れること。

「ディフューザーに入れるオイルは、香料がいちばん揮発しないフレグランスハーバリウム用ベースオイルがおすすめです。ハーバリウムオイルでも大丈夫。ボトルにお花を入れる場合は、エタノールはお花が色落ちするため、おすすめしません。

オイルに入れるアロマは、異なる「ノート」の精油をバランスよく組み合わせると、香りが長持ちして、徐々に変化していく香りを楽しむことができるそう。

「ノート」とは、シトラス、フローラル、ウッディ、などの香りのタイプを表す分類で、香り成分が揮発するスピードに着目して

・トップノート(つけた瞬間に感じる香り)
・ミドルノート(香りの個性を形作る部分)
・ベースノート(数時間経っても残る部分)

の3種類などに分類されるそう。

 

 

JYOTIさんが教えてくれたノートは

<トップノート>
オレンジ、シトロネラ、ペパーミント、ユーカリ、レモングラス など

<ミドルノート>
イランイラン、ゼラニウム、ジャスミン、ラベンダー、カルダモン など

<ベースノート>
サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、ヒバ 、ロータスなど

「まずはトップ・ミドル・ベースの順に1滴を加え、香りを嗅いでみて、足りないと感じたアロマがあれば1滴足して、香りを試します。トップノートを多めにすると、全体がまとまりやすいです。

ブレンドの比率を計算で決める方法もありますが、自分が心地よいと感じるのがいちばんですので、あまり深く考えず、そのときの気分で決めてください。

参考までに相性の良い香りの系統をお伝えしますので、組み合わせみてくださいね。

・フローラル系と柑橘系
・柑橘系とハーブ系
・ハーブ系と木系
・木系とスパイス系

私のお気に入りの配合は、オレンジ4.5:ベルガモット4:ラベンダー1.5の比率です。

穏やかな気持ちになれますよ」

 

 

お花の種類もボトルの形もいろいろ試してみたいという方には、こちらのルームフレグランスのキットもおすすめ。やさしいダマスクローズの香りです。

→ ふわりと香る ハーバリウムのルームフレグランス【Botanicalシリーズ】

 

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