どこから眺めても楽しい♪ワックスシートで作るキャンドルの魅力と、花材をきれいに見せるコツ

眺める場所によって花材の表情が異なり、見ているだけで楽しいワックスシートで作るキャンドル。自分で作ればさらに愛着が増して、暮らしを温かく灯してくれます。今回はそんな手作りキャンドルの魅力や、花材を美しく見せるためのコツを、Boxの制作・監修をお願いしたルナ(LUNE CANDLE)さんに伺いました。

 

 

暮らしを豊かに演出してくれる キャンドルの魅力

 

- Q1:ルナさんは普段キャンドル作家として活躍されていますが、キャンドルとの出会いや、実際に手作りするようになったのはいつ頃からですか?

誕生日やクリスマスなど、特別な日には食卓にきれいなキャンドルが並ぶような環境で育ちました。その頃からキャンドルが大好きで、火を灯したときの温かいあかりに癒やされながら幼少期を過ごしました。

大人になってからは趣味でいろいろなジャンルのハンドメイドを楽しむなかで、キャンドルづくりに出会いました。ずっと大好きだったキャンドルを「灯すだけでなく作る側として学びたい」と思い始めたのが、作家になるきっかけとなりました。

現在は、誰かの心や生活に静かに寄り添えるような温かみのあるキャンドルを作ることに意識をおき、ひとつひとつ心を込めて制作しています。

 

Q2:ルナさんはワークショップも開催しています。日々さまざまな活動をされているルナさんが感じるキャンドルの魅力とは、どんなところでしょうか?

キャンドルは生活に必ず必要なものではありませんが、あるとより豊かになり、便利なものであったりもします。インテリアとして飾るのはもちろん、炎の揺らぎからは癒しのリズムを感じることができます。また、災害用品として備えることができるのも、キャンドルならではの特徴です。

ワークショップでは、小さなお子様から大人の方まで幅広い世代の方がキャンドルづくりを楽しんでおられます。お子様の成長の記録としてキャンドルづくりをされたり、プレゼントを作るためにワークショップに参加されたりする方もいます。このように幅広い楽しみ方ができるところがキャンドルの魅力だと思います。

 

ドキドキのワックスシートづくり♪上手に作るためのコツとは?

 

Q3:キャンドルにはいろいろな作り方がありますが、今回のキットではシート状のワックスを作ってキャンドルを制作します。ワックスシートを用いると、ほかの作り方のキャンドルと比べてどのような違いがありますか?

ワックスシートを用いたキャンドル制作は、ほかのものと比べ、シートに並べた花材が表面に出てくるところが異なります。今回のキットでは、組み合わせる花材によってキャンドルの印象がガラリと変わるところが面白味です。実際に花材を置いてみるときに、どのような印象のキャンドルを作りたいか想像をしながら、楽しんで制作してみてください。

  

Q4:ワックスシートで上手にキャンドルを作るためには、どんなところに気をつければよいでしょうか。花材をきれいに見せたり、ワックスシートを上手に巻いたりするためのコツを教えてください。

温めたワックスをバットに流し込み、固まる前に花材を並べてワックスシートを作りますが、ワックスがどんどん固まるため焦ってしまいがちです。しかし、落ち着いてグリーン花材やユーカリのように大きな花材から順に並べていきましょう。レッドベリーやかすみ草のように小さな花材は、ワックスへ差し込むように置くと、しっかり固定されて動きにくくなります。

 

ワックスシートを巻いて容器に入れるときは、容器よりもひと回りほど小さめに巻いて花材が縁に当たらないよう注意してください。容器内に入ったら優しく広げて、花材の無い部分はしっかり押して容器に密着させ、花材がある部分は優しく押して密着させると、仕上がった際に花材が表面にはっきりと出やすくなります。

 

私だけの手作りキャンドルで、生活に彩りを

  

Q5:今回作れるクリスマスのボタニカルキャンドルを、ルナさんならどのように楽しみますか?

今回のキットで作れるキャンドルは、比較的燃焼時間の長いものなので、長期間生活のなかで楽しんでいただけます。プレゼントとして誰かに贈ったり、クリスマス前にはリビングや玄関先などにインテリアとして飾り、クリスマス当日には場を変えて食卓で灯してみたりするのもよいと思います。

 

Q6:今回のキットではじめてキャンドルづくりに挑戦するという方へ向けて、ルナさんからのアドバイスをお願いします。

はじめてのキャンドルづくりを「難しいのではないか」と構えずに、楽しみながら取り組んでみてください。ハンドメイドがお好きなみなさまが手がける作品であれば、想像以上に素敵なキャンドルができ上がると思います。今年の冬、お気に入りの一品になるよう願っています。

 

Q7:今回のキャンドルBoxをお買い求めになるユーザーのみなさんへのメッセージをお願いします。

電気を消してキャンドルを灯す。そんなサスティナブルな時間を過ごしてみる第一歩として、今回のキャンドルBoxで素敵なボタニカルキャンドルをみなさんと制作したいと思っております。
キャンドルには「火を灯す」というイメージがある故に、時には扱いにくく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、キャンドルには灯さずとも置くだけでインテリアになったり、非常時にも役立つものとなったり、実際に火を灯してみると炎の揺らぎに癒されたり…と、さまざまな魅力があります。今回お買い求めいただいたキャンドルBoxが、みなさまの生活に彩りを添えるキャンドルとなり、キャンドルの魅力に触れるきっかけのひとつとなれば幸いです。

 

 

ルナ(LUNE CANDLE)

キャンドルアーティスト。さまざまなキャンドルに出逢い、癒やされてきたことで キャンドルのある暮らしが日常に。誰かの心や生活に静かに寄り添えるような、温かみのあるキャンドルを作ることに意識をおき、制作販売や関東近県において出張型ワークショップを行っている。日本キャンドル協会(JCA)認定キャンドルアーティスト・キャンドルインストラクター資格取得。
Instagram:@lune_candle

 

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