今月はマクラメ特集ということで、マクラメアーティストとして活躍するCraftie Homeアンバサダー、Mii-maさんのマクラメ作品をクローズアップ。マクラメを作り始めたきっかけやマクラメの魅力を語っていただきました。
プラントハンガーづくりでマクラメの虜に
Mii-maさんがマクラメに出会ったのは2016年のこと。友達に誘われて一緒にプラントハンガーを作ったのがきっかけです。
「1つ作るともっといろいろな結び方で作ってみたくなって・・・」と、Mii-maさん。当時、日本ではあまりマクラメが普及していなかったので、海外の方のYouTubeを頼りに、見よう見まねで作品を作り始めたそう。
下の写真のプラントハンガーは、マクラメを始めた初期の頃から作り続けているデザイン。
「左のプラントハンガーは4本×4束で結んでいくので、ひもがぐちゃぐちゃにならないように気をつけながら結ぶので大変ですが、個人的に好きなデザインです」
マクラメづくりの技術やデザインは、海外の方のYouTubeを見て習得。1種類の結び方でもバラエティに富んだデザインができることに面白さを感じ、一気にのめり込んでいったそう。どんどん作りためた作品をイベントで販売するまでになっていました。
マクラメアーティスト「Mii-ma」としてリ・スタート
2016年の暮れからスタートしたインスタグラムも、当初はプラントハンガーのオンパレード。その後、アクセサリーやタペストリーなど、アイテムの幅が広がっていきます。
2018年にはインスタグラムのアカウント名を変更。活動名も「Mii-ma(ミーマ)」と改め、心機一転。Mii(みぃ)は子どもの頃からのニックネーム、Mii-maは「みぃのマクラメ」という意味なのだそう。マクラメアーティスト「Mii-ma」としての一歩を踏み出すと、作品のオーダーも増え、ますます作品づくりに拍車がかかるように。
その年の10月に、「冬シリーズ」としてデザインしたマクラメクリスマスツリーは、インスタグラムにアップするや否や「可愛さに一目惚れしましたー」「素敵すぎて衝撃を受けました!!」と大反響。大人気アイテムとなって、現在も続いています。
「ここ数年は、BOHOインテリアや北欧インテリア、韓国インテリアの人気に伴って、オーダーもタペストリーが圧倒的に多くなりました」
なかでも流木スタイルの大きなタペストリーは、BOHOスタイルにしっくりなじむと大人気。
反響が反響が呼び、Mii-maさんのもとには、ウェディングの背景に使うバックドロップの依頼も舞い込むように。
「ウェディングのバックドロップなどの大作は、何日も日数をかけて制作するため、完成した時の達成感は大きいです」
超大作に挑む一方で、マクラメピアスなどの小物づくりも。
「マクラメは、アクセサリーのオシャレアイテムとして使えるのも嬉しいポイントです」
独創的なデザインは「持ち物」からひらめくことも
「マクラメのデザインは、大まかなデザインは頭でイメージして、あとは制作していく段階でマクラメの技法を組み合わせてその都度考えて作っています」
海外の方のYouTubeを見ながら、独学で作り始めたMii-maさん。誰かに教わっていない分、自分自身で考え、想像を膨らませていく力が育まれていったのかもしれません。
クリスマスツリーなど、独創的なデザインでファンの心をわしづかみにしているMii-maさんですが、新しいデザインは、手元の材料からインスピレーションを得ることも多いと言います。
「自分が持っている材料から構想を練る事が多いです。たとえば、フープ+ウィービングを用いたデザインに、ミラーを加えたマクラメウィービングミラーなど」
下の写真は、ラフィアのサークルタペストリーとラフィアミラー。
斬新なアイデアとデザイン力に圧倒されますが、さらに驚いたのはその職人気質。
「マクラメのスキルアップは、ひたすら毎日マクラメを制作することです!手が覚えるので、あとは力加減や綺麗に結ぶように意識するなど。とりあえず数をこなす事です」
まさに「ローマは一日にして成らず」。Mii-maさんの作品は、ひらめきと鍛錬の両輪ででき上がっているのですね。
マイブームは「ウィービングタペストリー」
「最近のマイブームは、ウィービングの技法でいろいろな毛糸などを使ってウィービングタペストリーを作ることです。Craftie Home Box のウィービングの木枠もそれ以降も使わせていただいています」
最近のMii-maさんの作品で気になるのは、その色づかい。ナチュラルトーンのタペストリーとはひと味違う、ピリッと効いたアクセントカラーが印象的です。
こちらは人気のデザインにミスティカラーをミックスしたもの。
こちらはブラウン系を差し色にした作品。
「多色づかいの面白いところは、カラーによって雰囲気が変わるので、同じデザインでもブルー系やブラウン系などお気に入りの雰囲気で楽しんでいただけます」
アシンメトリーなタペストリーは鹿の角を使って。「鹿の角がカッコよさを倍増させてくれています」
作れるものは無限。それがマクラメの魅力
「マクラメは、オールハンドで平結びや巻結びなどの技法を組み合わせることによって作品ができます。特別な道具も必要なく、ひもさえあればあとは技法や技術次第でマクラメができるのがとても面白いです」
ウェディングのバックドロップのような大作から、ピアスなどの小さなアクセサリーまで、作れる作品の守備範囲が広いのもマクラメの嬉しい点。まさに作れる作品は無限なのがマクラメの魅力です。
「マクラメの技法で結んでいく作業は、同じ工程を繰り返す事で時間を忘れて無心になれるし、癒しの時間にもなります。そして完成した時の満足感や達成感の繰り返しでまた次も作りたいって意欲も湧いてくるのも楽しいところです」
Mii-maさんプロフィール
2016年にプラントハンガーを作ったのをきっかけにその日以降マクラメの虜に。独学でマクラメの技術を習得し、大型作品の一つであるウェディングの装飾品マクラメバックドロップも数点手掛ける。“ 毎日マクラメ〟をモットーに技術向上やデザインのアイデアなど日々マクラメに携わっている。
https://www.instagram.com/mii.ma.mcrm/
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