憧れスタイル
植物が好き、刺繍が好き。大好きが詰まった家

Craftie Homeアンバサダーのmegumiさんが刺繍を始めたのは、息子さんの誕生日。名前を刺繍したことからその面白さに目覚め、独学で新しいステッチを練習、今ではご自身の刺繍ブランド「Harvest」を立ち上げるまでに。夢だった広いお庭を手に入れてからおうちがいっそう愛おしくなったというmegumiさん。大好きな草花を題材にした作品づくりを楽しむ日々の暮らしについてお話を伺いました。

4年前に完成したmegumiさんのおうちは、白いフェンスに囲まれた一軒家。ナチュラルな木と白を基調した家は、物語に出てきそうなほど素敵です。

 

 

「高校生のとき、ニュージーランドの高校に1年間語学留学、卒業後カナダにワーキングホリデーに行っていました。ニュージーランドでは牧場にステイしていた時期もあり、ホストファミリーが作ってくれたご飯や、自分のために用意してくれた可愛いお部屋、大自然での田舎暮らしが今の自分に繋がっているなと感じます」

 

ナチュラルな木と白を基調に部屋づくり

「無垢の木の温かみとか色とか、吹き抜けの開放感とか。4年経ってもなおお気に入りで、これからどんな色になっていくんだろうとか、ぼろぼろになっていく床や柱やブリックも楽しみで、家中本当に大好きが詰まった空間です」

そんなmegumiさんのおうちは、木と白が基調。「家を建てるとき、初心者の私に、担当のコーディネーターさんが1つの空間内の色を3色に絞るといいですよと教えてくれました。なので、木と白+1色をベースカラーにお部屋づくりをしています」

明るい印象にしたかったというリビングは、グリーンを置いて、木、白、緑に。

 「色を絞ることでなんとなくまとまって見えるような気がして、家具や雑貨もそれに合わせて選ぶようになりました」

 

 

寝室もこだわった場所のひとつ。梁を出した勾配天井にクラシカラルなデザインのシーリングをつけてもらったそう。

「暖かい色のテーブルライトをつけて、シーリングがくるくるまわっているのを見ていると、1日の終わりに子ども達もわたしもとてもリラックスできます」

 

「朝はカーテンを開けるとベッド正面の大きな窓から朝日が差し込んで、正面の森や山がキラキラしてとても綺麗です。寝室のどの窓からも森が見渡せて、春は桜や藤、夏は青青とした木々、秋はイチョウ、冬は一面の雪景色が楽しむことができます。この写真はちょうど夕暮れ時の西日が差し込んでいるところです」

現在はいちばん大きな窓のそばにベビーベッドを置いているそう。この壁のみ、ネイビーのアクセントクロスを貼っています。

「ベビーベッドが不要になったらアンティークな可愛い読書机を置いて外の景色を楽しみながら本を読んだり刺繍をしたり書き物をしたいなと思っています」

 

 

2階には居心地のよさそうなホールも。

 

 

いちばんのお気に入りはキッチン

Megumiさんのいちばんのお気に入りの場所はキッチン。

「やはり1日のうち長い時間を過ごす場所でもあり、料理をすることが好きなのでこだわった場所でもあります」 

家を建てる際、「キッチンの窓から綺麗な景色が見たい」という夢を叶えるべく、担当の方があれこれ試行錯誤して間取りを考えてくれたそう。

 

 

「ルーバー扉の食器棚も開ける度に大好きな食器が並んでいて心が踊ります。どの食器に料理を盛り付けるか考えるのも楽しみのひとつです」

 

 

大好きなものに囲まれたマイワークスペース

1階のキッチンと洗面所やお風呂を繋ぐ家事動線の真ん中が、megumiさんのワークスペースです。

「家事の合間に一息つきたいときに座れるようにと、子どもが宿題などする際に集中できるように、テレビやソファがあるスペースの裏に設置しました。キッチンから見守る事ができます」

デスクの右側の壁には大きなコルクボードをつけて、子ども3人のプリント管理を。

「洗面所が小さいので大きな鏡も設置して簡単な身支度やお化粧もこちらでできるようにしました」

 

 

「書斎スペースも取れなかったためデスク上の棚には本やアルバムを入れています。たった2坪ほどのスペースですが、インテリアを楽しんだり書類を管理したり、パソコン、プリンターを設置したり。我が家ではなくてはならないスペースです」

 

欲しいものはすぐ手の届く場所に

おうちを居心地のいい場所にするために、megumiさんが心がけているのは、欲しいものをすぐ手の届く場所に配置すること。

「裁縫用具が日に日に増えていき、出したりしまったりが面倒になってしまって、ダイニングにキャビネットを作りました。市販のものだとどうしても奥行きや中棚の高さ、雰囲気等が合わなくて、考えた末IKEAのラタン扉を利用してDIYしました。自分で棚を造作することによって入れたいものに合わせて作るので使い勝手がとてもよいです。ミシンも下段にそのまま入れられます」

 

 

キャビネットの上には、モノクロームにプリントした家族の写真をディスプレイ。

 

 

目下、3人のお子さんの子育て真っ最中のmegumiさん。リビングのキッズスペースにあるおもちゃ収納も造作しました。

「カラーおもちゃを常に出していてあげたいけど見せたくなくて。どちらも叶う収納にしたくて『salut!』で見つけたカゴや『3COINS(スリーコインズ)』の収納boxに合わせてDIYしました。DIYをする際、ホームセンターで材料を全てカットしてきて、おうちで組み立てるため難易度は高くないです」

 

 

お部屋をきれいに保つ秘訣を伺うと、こんなことを教えてくれました。 

「我が家の末っ子はまだ1歳なので、日中小さい怪獣に容赦なく荒らされています!が、毎日子ども達を寝せた後リビング、キッチンのリセットだけはして寝るようにしています。その日の散らかりはその日のうちに、溜めないことで片づけに費やす時間が全然違ってくると思います。なので、目覚めたとき、お部屋がきれいなら日中どんなに荒らされてもオッケー!としています」

 

植栽を入れて一気に愛おしい庭に

広いお庭のあるおうちが欲しくて、この土地を選んだというmegumiさんですが、入居した年から大雪や取りきれない雑草に悩まされたと言います。

「お家を建てたときにどんなお庭にしたいかの構想が定まってなかったので、駐車場やフェンス以外は自分達でDIYするなど、試行錯誤した4年間でした。お庭はまだまだ完成途中ですが、去年植栽を入れた事で一気に愛しい庭になりました」

 

 

「毎年、お庭に彩りが欲しくて花壇にお花を植えていたのですが、これまでは、春に植えた花が冬になると枯れて終わり、また新しい春に新しい花を植えていました。今年は、植木屋さんが去年、この土地柄を見て選んでくれた木や花が、冬の大雪にも負けず、春になり少しずつ芽吹いてきて、毎日それを見て今日はどれくらい成長したかなと、庭仕事をする時間が格段に楽しくなりました」 

暖かい日には庭にタープを張ってテーブルと椅子を置いて外でご飯を食べたり、趣味の刺繍をしたりしているそう。

 

 

「外で食べるだけで何でもないいつものご飯がとっても美味しいし、すごくリラックスできます。まだまだ道のりは遠いですが、海外風ナチュラルガーデンを目指してお庭づくりに励んでいきたいです」

 

刺繍ブランド「Harvest」を立ち上げて

 「刺繍を始めたのは一昨年の長男の誕生日です。名前を刺繍しました。今見るとガタガタの作品ですが、息子の名前を刺繍できた事が嬉しくて、youtubeを見て独学で新しいステッチを練習し、どんどん新しい作品に挑戦していきました。その後すぐコロナ時代に突入したので、お家でできる趣味があってよかったなと思います」

 

 

Megumiさんが最初に習得したのは、簡単な23ステッチ。

「見た目のガタガタさは置いておいて、それだけでわりとなんでも刺せちゃうんです。とっても簡単。私にもできる!それがはまったきっかけだったと思います」

同じ図案でも生地や糸の色、ステッチの組み合わせでまた違った表情を楽しめることも魅力だとmegumiさんは言います。

「漠然としたイメージのなか、どんな色やどんなステッチの組み合わせでいこうか思案を巡らせながら刺しています。思い通りにならないことも多々あり、途中でほどいてやり直すこともしばしば。ですが思った以上の作品になったときにはますます刺繍が好きになります 大好きな子どもたちを思って作った刺繍作品は宝物になります」

 

 

1作品、また1作品と、作品ができるたびにInstagramに投稿していると、それを見た方からの感想やリクエストも届くように。

「刺繍作品を載せるたびにコメントやDMで、褒めていただいたり、販売して欲しいと頼まれたりすることが増え、それが作品づくりの励みになりました。そこから自分の暮らす地域の自然や大好きな草花をコンセプトにした作品づくりを続けていきたいと考えるようになりました」

そしてついに、202112月、Instagramに刺繍のアカウントを作り、刺繍ブランド「Harvest」として作品の販売やレッスンなどを行うように。

 

 

Harvest」の作品は、ベビーメリーやベビーモビールなど、3人の子育てのなかから生まれた愛らしいアイテムばかり。植物が大好きなmegumiさんらしく、愛らしい草花が特徴です。

 

 

家族との日々の暮らしを大切にしながら、刺繍ブランド「Harvest」の作品づくりを楽しむmegumiさん。これからのおうちの変化も刺繍作品もとっても楽しみです。

 

megumi さん

29歳、男女3人のママ、夫と合わせて5人家族。宮城県の田舎暮らし。マイホーム入居4年目。趣味は刺繍、映画鑑賞、料理。映画では特にトワイライトの世界観が好き。

https://www.instagram.com/megk1019/

 

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