Craftie Home Box 制作ストーリー 「ミモザでつくるフープリースの花飾り」

Craftie Home Box』は、毎月さまざまなハンドメイド体験をお届けするサブスク定期便。季節によって衣替えするように、シーズナルな小物を自分で手作りしたり、少し手を加えたりすることで、おうちが自分だけの愛おしい場所になったらいいな。そんな思いから生まれました。

キットづくりの着想から完成まで、キットチームの舞台裏を紹介する制作ストーリー、今月は「ミモザでつくるフープリースの花飾り」のお話です。

 

 

ミモザの季節にミモザのキットを 

38日の国際女性デーにはミモザを贈ろう」。イタリアから始まった粋な習慣は、ここ数年、日本でも浸透してきました。早春を告げるミモザには、こんな素敵なストーリーもあるなんて。ぜひCraftie Homeでもミモザをテーマにしたキットを作りたい!

 

 

アイテムを考えたときに思い浮かんだのが、Craftie Home が最初に作ったボタニカルシリーズ。「ボタニカル」をコンセプトに、キャンドルやアロマワックスサシェ、フープリースなどのアイテムを展開したキットです。ミモザをテーマにしたCraftie Home Boxは、フラワーアレンジも楽しめるフープリースがよさそう。ボタニカルシリーズのときには提案しきれなかった、さまざまなバリエーションや飾り方もプラスして。

 

ミモザに合うお花は何だろう? 

ミモザを主役にどんなお花を組ませたらいいだろう。今回のキットでお届けするのは、生花ではなくて、ドライフラワーのミモザ。アンティークっぽいイエローが落ち着いた雰囲気で、人気のくすみカラーのインテリアにもなじみそう。

 

 

キットの制作・監修をお願いしたフローリストの猪飼牧子さんとさっそくお花の相談です。

「ミモザの黄色が映えるように、反対色の青紫系のお花と、土台のチュールと同じホワイト系のお花を組み合わせるといいですよ」とのアドバイス。

青紫系のお花はラベンダーを選びました。つぶつぶしたお花がミモザと相まっていい感じ。グレーに近いユーカリを加えると、ぐっと全体が引き締まってきました。ホワイト系は、ふわふわしたパンパスグラスと可憐なかすみ草でボリューム感を。

 

 

あともう一歩、おしゃれ感を出すために、猪飼さんが提案してくれたのが、シャープなフォルムの脱色シダと鳥の羽根です。植物ではない鳥の羽根は、一般的なリースづくりではなかなか思いつかないアイデア。これはキットを開けたときのちょっとしたサプライズになりそうです。

 

フープリースのデザインは3つ

アレンジのデザインをどうするか? 1パターンだけでなく、作るときのヒントになるよう、いくつかデザインを提案したい。レシピ動画では、フラワーアレンジの基本も説明したいので、まんなかにお花を集めるアレンジをベーシックなデザイン案にしました。

 

 

アレンジバージョンとして考えたのが、三日月のように、フープの片側にお花を寄せたもの。お花の流れが際立って大人っぽい雰囲気です。

 

 

そしてもう1つ、ひねりを効かせたデザインが、内側と外側のフープをクロスさせて、真ん中に小さなブーケを吊るすというもの。このクロスさせるデザインは、ピンタレストで目にして気になっていた海外インテリアからインスピレーションを得ました。

 

 

それぞれ「ラウンドブーケ」「クレッセント」「クロス」と名づけました。提案はあっても、正解がないのがCraftie Home Box。この3つのデザインをヒントに、みなさまに自由にアレンジを楽しんでもらいたいなあ、という思いを込めて。

 

リースやスワッグづくりにはない、没頭できる楽しさ 

木製のフープにホワイトのチュールをピンと張ると、まるで絵画用のキャンバスのよう。この「キャンバス」に、絵を描くようにお花を並べていくのが、リーズやスワッグづくりでは味わえない、フープリースならではの楽しさです。

 

 

「自分だけの小さな庭を作るような感覚ですよね。子どもの頃の一人遊びを思い出しました」と猪飼さん。

直径15cmくらいの丸枠の中に、かわいいお花を好きなようにデザインをしていく。この小ささが、自分だけの世界に没頭できる楽しさなのです。

 

小さなコーナーに飾るのにぴったり

完成作品の撮影では、3つのフープリースのデザインの違いがよくわかるよう、並べて壁に。ドライフラワーのミモザイエローの色に近い、山吹色の革ひもで吊るしてみました。

 

 

季節が過ぎたらチュールを張り替えて、ほかのお花でアレンジができるのも、フープリースのいいところ。初夏にはグリーンだけでまとめたアレンジも爽やかになりそう。

季節に合わせて衣替えするように、おうちも季節ごとにアップデート。フープリースもそんな模様替えの「キャンバス」として、暮らしに寄り添う存在になっていただけたらいいなと思っています。

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