アクリル絵の具とペーストで描く立体的な抽象画、テクスチャーアートは、お部屋のデコレーションとして最近注目されているおしゃれアイテムです。今回はCraftie Home Boxでキットの制作・監修をお願いしたクリエイターのパウさんに、テクスチャーアートとの出会いから魅力、今回のキットを上手に作るポイントについて、詳しく伺いました。
思いのままに作品を作れる「テクスチャーアート」との出会い
- Q1:パウさんとテクスチャーアートとの出会いを教えてください。
幼少期から思いついたものを形にすることが好きで、満足する形にするために必要な知識やスキルを学んできました。そういった経緯のなか、SNSでアートを調べていくうちに「テクスチャーアート」に偶然出会いました。その後スクールに通い、必要な技術を学んだことがテクスチャーアートを始めたきっかけです。
- Q2:はじめてのテクスチャーアートでは、どんなところに感動しましたか?
絵の具やペーストが混ざり合って変化していく状態を、立体的にそのままの形で残せるということにすごく感動しました。のめり込んで作品を作ったのを覚えています。
そのときだけの色や形を楽しむアートの魅力
- Q3:パウさんが感じる、テクスチャーアートの魅力について教えてください。
そのときにしか出せない色や形があり、修正が効かないところがすごく魅力的です。塗る一瞬一瞬に気持ちが込もることも、テクスチャーアートの楽しいところだと思います。
立体的なテクスチャーアートは、陽の光の入り方によって影ができるので、時間帯や光の色によって表情が変わるのも魅力です。朝日の澄んだ光や、夕方のオレンジ色の光、夜の間接照明などなど、そのときだけのアートを楽しんでほしいです。
- Q4:はじめてでも大丈夫♪今回のキットで上手に描くためのポイント
今回のキットでは、ナイフで細かく模様をつけていく「スターダスト」、薄く塗りつけていく「フラワーペタル」、もりっとペーストをつける「クリーム」の3つの技法を紹介しています。それぞれの技法でアートを描くときのポイントを教えてください。
▼スターダストスターダストは、今回の技法のなかで一番グラデーションを綺麗に描きやすい技法です。作った好きな色同士が重なり合い、混ざり合い、作品によって違う表情を見せてくれます。ナイフをペタペタしながら、グラデーション作りを楽しんでください。
▼フラワーペタル
フラワーペタルは、スターダストに比べて少し難しい技法ですが、色とペーストが混ざっていく筋が綺麗に見える技法です。色とペーストを混ぜすぎず、色ムラを楽しみながら制作してみてください。
▼クリーム
クリームは今回の技法のなかで、いちばん思い切りが必要な技法です。いじりすぎてしまうと、全体が同じ色になってしまいます。「えいや!」の気持ちで、思い切り描いてみてください。
絵のスキルは関係なし!自分がときめく作品づくりを楽しんで
- Q5:今回のキットで、はじめてテクスチャーアートの作品づくりをする方に向けて、パウさんからのアドバイスをお願いします。
今回のキットは、絵を描いたことがない方や、絵心が無いかも…とご不安な方でも、アートを身近に感じてもらえるような内容になっています。
テクスチャーアートは抽象画なので、人や犬などを上手に描くときのような絵の上手さは関係ありません。好きな色を思い思いにキャンバスに乗せていくことで、自分がときめくお気に入りの作品を作ることができます。
これを機に、テクスチャーアートって楽しいな!と思っていただけたら嬉しいです。
パウ
クリエイター。幼少期から思いついたときに思いついたものを形にしていき、満足するために必要な知識やスキルを学んでいくうちに、Webデザインとテクスチャーアートに出会う。
現在はSNSコンテンツディレクターとして活動しながらテクスチャーアートを軸に作品を制作し、トキトク文具店で販売している。
Instagram:@p_auko